75ビール×地元食材の逸品を味わえる「小料理ひざくら」
せっかくビールの街・名護に来たならオリオンビール片手に地元感たっぷりの酒の肴を楽しみたい! そんな願望をかなえてくれるのが、名護十字路から徒歩で3分ほどのところにある「小料理ひざくら」。 この界隈の商店街で生まれた75ビールや泡盛を満喫できるうってつけのグルメスポット。 店主の山入端さんの親しみやすい人柄もあり、泡盛ビギナーでも気軽に立ち寄って、思わず長居してしまうはず。
道沿いにみえる品のあるワインレッドの暖簾と赤ちょうちんが目印です。 暖簾をくぐるとオレンジの照明で暖かみのある店内には料理の様子やお喋りを楽しめるカウンターが9席、奥には掘りごたつの座敷が2席。接待などでよく使われるそうです。
オーナー自作の棚にはファン垂涎の泡盛がずらり!
そしてこちらは泡盛を置くために 山入端 さ んが手作りで作成されたという棚。
棚の中にはやんばる(方言で沖縄本島の北部地域を指します)全酒造所の泡盛を11種類を用意しているそうです。専用の棚に並べられいる姿はなかなか迫力があります!やんばる以外の沖縄全域の泡盛もラインナップしていますので、その日の気分に合わせて選んでみるのもいいですね!
地元食材を生かすひと手間かけた料理に舌鼓!
「ひざくら」さんは料理がとにかくおいしい!調理も工夫を凝らした品ばかりで、どれから紹介したらいいか迷ってしまうほどです。今回は全部で6品いただきました。
【スーチカー 】
豚肉の塩漬けは自家製で、お店で3日間漬けたものだそうです。豚肉のジューシーな脂身と塩分がちょうどいい感じ。島とうがらしを潰してちょこっと付けて食べると、ほんのり辛みが加わってよりお酒のすすむ一品です。
【すくがらす豆腐】
すくがらすはアイゴ稚魚の塩漬けで、塩味が木綿豆腐よりもなめらかで素朴な味の豆腐の相性がバツグン。県内ではフィリピン産のすくがらすを取り扱っているところが多いなか、本部町の仲宗根鮮魚店で県産のものを仕入れているそうです。豆腐は名護市屋部にある上間豆腐屋から仕入れ。上間豆腐屋はスーパーなどには卸されてないため、レア度の高い豆腐だそうですよ。
【自家製サンマのぬか漬け】
サンマの旨味がギュッと凝縮されていて、何も付けずに食べても十分なほど。メニューをみてサンマをぬか漬けに…?と驚きましたが、北海道の漁師町では昔から保存食として食べられていたものだそうです。
沖縄で初めてみたメニューで、ぬかに漬けられたサンマがイメージできずに気になったので山入端さんにみせてもらいました!オリオンドラフトビールを入れて発酵させて、冷蔵庫の中で管理しながら3日ほど漬けると食べれるようになるそうです。サンマが旬の季節限定のメニューになっており、秋にひざくらにきた方はぜひ食べて欲しい一品!
【近海魚のバター焼き】
バターのほのかな塩分とまろやかな味が魚の身とマッチして間違いない王道の美味しさ!ひざくらさんから徒歩300mにある名護漁港で揚がったビタロー(フエダイ科の魚)です。その時々に揚がる近海魚のビタローやタマンのバター焼きがいただけるそうです。
【やんばるエリンギと海鮮のアヒージョ】
海鮮の旨味が出たオイルをエリンギが吸って、とってもジューシーな味わい。 やんばるではきのこの生産もかなり力を入れており、地元市場ではよく売られています。「地元で育てられたきのこを生かした料理を出そう!」と考案されたメニューだそうです。
【しょう油麹クリームチーズ】
しょう油麹は自家製で、味はしょう油の香ばしい風味に白味噌のような甘みがありました。沖縄で有名なあぶら味噌の味に近かったです。
クリームチーズの濃厚さとマッチしており泡盛をのみながら、チビチビ食べる方が多いそうです。こちらはオーナー山入端さんが「女性に人気がありますよ」と教えていただきました。
食事のおともにはヘルシーで飲みやすいグヮバ茶もおすすめ。グァバとは蕃石榴(バンザクロ)とも称される亜熱帯地域でとれるフルーツ。そのグァバの葉を使ったお茶は美容効果があったり、血糖値を抑えたりすると言われ、古くから煎じて飲まれています。ほんのり甘味があるので、その味わいもトライしてみて下さいね。
そしてこちらはひざくらさんの沖縄料理 おつまみセット。
今回は食べていませんが、ぜひ紹介しておきたいメニュー。せっかく沖縄にきたのだから色々なものを食べてみたいという方にピッタリです。セットの材料をそろえるために事前予約が必要なメニューとなっておりますので、ぜひ予約して沖縄料理を楽しんでみてください!
さりげなく置かれたラブリーなとんとんみーのはし置き。こういった小さな沖縄感がきっと食事時間を楽しくさせてくれますよ。
落ち着いた雰囲気のなか地元の恵みをおいしくいただける「小料理ひざくら」。名護で美酒と料理に出合いたいならぜひ訪れてみて下さい。
詳細情報
店名 | 小料理ひざくら |
住所 | 沖縄県名護市城1-15-6 |
電話 | 0980-53-1396 |
営業時間 | 17:00~翌1:00(L.O.24:00) |
定休日 | 日曜 |
席数 | カウンター9席、座敷14席 |
駐車場 | あり(無料) |
アクセス | 名護城公園から1km、名護市営市場から徒歩すぐ、許田ICから7.7km、那覇空港から72km |
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