名護さくら祭りからひと足のばしてフォトジェニックカフェへ
1月下旬から2月中旬に濃いピンク色の花びらをもつ琉球寒緋桜(りゅうきゅうかんひざくら)が見ごろを迎える沖縄本島の北部エリア。
「日本のさくら祭りはここから始まる」をキャッチコピーに、名護城(なんぐすく)一帯に整 備された名護中央公園とその周辺で開催されるのが「名護さくら祭り」です。
祭りでめいっぱい遊んだら、街のカフェでちょっとひと休みしていきませんか?美しい風景やおいしい料理と出合える素敵なお店が出迎えてくれます。
①海と緑を望める最強のロケカフェ/「名護城公園ビジターセンターSubaco」
名護さくら祭り会場となっている名護城(ナングスク)公園内にあるカフェスペースを設けたビジターセンター「subaco」。
最大の魅力はこのグッドロケーション!
大きなガラスには名護の街と名護湾を見下ろすことができます。
もともと老朽化していた展望台を改装してオープンした場所ですから眺望のよさは格別です。
ここに来たらぜひ2階からの眺めも楽しんでいってください。
またカフェを包み込みように広がる名護岳には、およそ200種類以上あまりの植物が生息し、ここだけの固有種や天然記念物もいるほど豊かな森。
窓から森をながめるだけでもリラックスできることうけあいです。
公共施設なので飲食をしない方でも無料で利用できます。公園内の生き物や植物について学べる映像モニターやパネル展示コーナー要チェックです。
店内ではコーヒーなどのドリンクもオーダー&飲食OK。通常のカフェとは違って弁当などを持ち込みできるのもうれしいですね。
店特製シロップを使ったソーダ(390円)。ちなみに赤いのがハイビスカスを使ったILLY(イリ)、黄色いのがシークヮーサーとキビ砂糖を加えたKAJI(カジ)。
名護城公園ビジターセンター Subaco
なごじょうこうえんビジターセンタースバコ
0980-52-7434/沖縄県名護市名護5511/10:00~17:00(L.O.16:30)/無休/テーブル20席 、カウンター6席、ベンチあり/Pあり(無料)/名護城公園内、名護市営市場から2.5km、許田ICから10km、那覇空港から75km
②サンセットビューに浸れる場所/seaside-cafe Blue Trip
夕陽のスポットとして有名なサンセットカフェの代表格。
廃材や流木、海の砂など自然あふれる素材を生かした店内はオーナーの手作り。
まるで屋根裏部屋みたいな雰囲気が、目の前に沈む夕陽と海から吹いてくる潮風と相まって旅情感をそそります。
食事メニューも地元食材を盛り込んだ料理がラインナップ。
なかでもお店の人気メニューである「ジャークチキンセット(980円)」は、やんばる生まれの「「やんばるスパイス」を使ったオリジナルメニュー。
同じくやんばるスパイスを使った焼きカレーも味わえる「プレートセット(1380円)」でぜひ。
seaside-cafe BlueTrip
シーサイドカフェブルートリップ
0980-54-3541/沖縄県名護市東江5-14-20/12:00~22:00/火曜/テーブル40席/Pあり/名護城公園から1.5km、名護市営市場から1.5km、許田ICから7km、那覇空港から70km
③野菜がおいしい畑人カフェ/Cookhal
BlueTripのメニューでも使われている「やんばるスパイス」の中核、農業法人クックソニアが手掛けるカフェ。
イチオシは毎日採れたての野菜を使った「日替わりプレート(1300円)」。フレッシュグリーンサラダ、やんばる若鶏のソテー、やんばる野菜をサクッと揚げた天ぷら、ピクルスなどあらゆる調理法や味付けで楽しめるのが魅力。お皿に添えられたハイビスカスも食べられるのもオキナワンな体験です。
店内には料理にも使われていた野菜たちや、スーパーでもあまり見かけない地元野菜が販売していて「どうやって食べるの?」と見ているだけでワクワク、興味をそそります。
やんばる畑人プロジェクトによる「やんばるスパイス」や「やんばるピクルス」のほかにも 名護ならではの良質な特産品がずらり! おみやげにも最適です。
Cookhal/クックハル/0980-43-7170/沖縄県名護市名護4607-1ネオパークオキナワ駐車場奥
/9:00~17:00(L.O.)/無休/テーブル30席/Pあり/名護城公園から3.7km、名護市営市場から3.4km、許田ICから12.5km、那覇空港から81km
④産婦人科の地下にある美的空間/運天食堂
地元ではなじみの病院、運天産婦人科の地下に現れた「運天食堂」は、食堂というフレーズからは想像もつかないほど、オリジナリティにあふれ、ハイセンスな店構え。
店の随所にはカラフルな蝶の標本やキラキラの鉱物、植物に囲まれた内観は、どこにフォーカスしてもフォトジェニックです。
個性的な店の雰囲気とは打って変わって産婦人科のキッチンと共同で調理された料理は、妊婦さんに提供するだけあって、安心そのもの。
「日替わりランチ(1000円)」は季節ごとの野菜が使われたサラダや主菜や副菜などが木製のプレートに上品に盛り付けれたメニュー。どれも優しい味付けで、最後まで おいしくいただけます。
ちょこんと添えられた自家製の塩レモンは味をさらに際立たせる名脇役です。
運天食堂/うんてんしょくどう/070-4387-7327/沖縄県名護市大中3-1-5/11:00~16:00(L.O.15:00)/日曜/テーブル22席、ソファ6席、小上がり8席/Pあり(無料)/名護城公園から1.5km、名護市営市場から1.2km、許田ICから9km、那覇空港から79km
⑤ガラス作品と食の融合カフェ/ENTRO スープ&タパス
ガラス職人の比嘉奈津子さんと、料理人の比嘉大陸さんご夫婦が二人三脚で営むギャラリー&カフェ。ガラスに触れる入り口(ENTRO)になればというのが店名の由来なのだとか。
あらゆる手法を試しながら生み出されるガラス作品は、コップや花瓶、平皿といった器をはじめ、ランプシェードや置物などバラエティ豊か。ビビットな色味や、斬新な形のものもありつい目を凝らしてしまいます。
「壊れそうで扱いづらいと敬遠されがちなガラス作品を、こんな風に生活に取り入れてみては? と提案したかった」という想いのもと、ガラスに盛り付けられた料理も見た目にもおいしい仕上がり。
ランチメニューは肉か魚、パスタの三種類から選べます。
写真は「三種の味を楽しめるパスタセット(1300円)」。
ベースのパスタ(この日はエリンギのオイル系)に、濃厚なラグーソースや柚子と白菜を使い、さっぱりした味付けの付け合わせが添えられていて、ひと皿で味の変化を楽しめます。
すべてに日替わりのスープ三種がおかわり自由なので、味もボリュームも満足することうけあいです。
場所は名護さくら祭り会場から車で15分ほど、緑を感じる郊外エリアです。祭り会場からひと足のばして訪れてみませんか?
ENTRO スープ&タパス/エントロスープアンドタパス/0980-59-6778/沖縄県名護市為又1220-21/12:00~15:00(L.O.14:00)、18:00~24:00(L.O.23:00)/日曜・月曜/テーブル20席、ソファ12席/Pあり(無料)/名護城公園から5.5km、名護市営市場から4.7km、許田ICから13.5km、那覇空港から83km
最新の記事
LATEST ARTICLE