「祝いの雫」NEW泡盛ソングタイトル決定の裏側にあった父娘の物語
2022年2月に実施したNEW泡盛songタイトル募集企画。
48組のご応募の中から「祝いの雫」にタイトルが決定しました!!(「祝いの雫」の視聴はこちらより)
泡盛をテーマに父と娘のストーリーを歌った、涙がほろりと溢れるこの一曲。
タイトルに決定した「祝いの雫」を考えてくださったのは、東京都にお住まいのペンネームやくさん。実は、やくさんがこのタイトルを応募してくださった背景にも娘さんへの想いがありました。
やくさんは、3人姉妹のお父さん。沖縄が好きで、泡盛も普段からよく飲まれているそう。
この祝いの雫を歌われている沖縄出身の女優(youtuber)あだにや結さんのyoutubeでこの曲を聴いた時、情景を想い浮かべご自身の娘さんと重ね合わせたそうです。これは応募しなければ!と約2週間半かけて考えてくださったのがこの「祝いの雫」
娘の新しい門出を祝いつつも、どこか寂しいということの象徴として「雫」としました。
タイトル応募時のやくさんのコメントより
そして、なんと!やくさんと娘さん(次女)のお二人がわざわざ東京から名護までいらっしゃってくださいました!
タイトル決定のご連絡を差し上げた時、驚かれたと同時に「娘を連れて名護に行こう!」と思われたそうです。決定のご連絡から3週間足らずで名護へ。
今回は、昨今の情勢で修学旅行などがことごとく中止になってしまった高校3年生の娘さんと初めての二人旅。
名護へお越しになるのは初めてだったそうですが、泡盛酒造さんやオリオンビール工場の見学、マングローブカヤック体験や名護街散策など2泊3日まるっと楽しんでいただけたようです。
お父さんとの二人旅の感想を娘さんにお伺いしたところ、「もともと旅行は好きだけど、人数が多いとスケジュール通りに動くことが優先になってしまってその場を楽しむことに集中できない。今回はお父さんと二人だからこそ、自分の興味関心に合わせて動けたり、楽しむことに集中できてよかった!」とのこと。
ちなみに一番楽しかったのは、カヤック体験だそうです。
高校生ともなるとお父さんと二人で旅行はなかなか抵抗があるという方も多いかもしれませんが、お二人からは何でも言い合える仲の良さを感じました。
長女さんはもうすぐ成人とのこと。娘さんたちとこの甕の泡盛を一緒に飲める日が楽しみですね。
その時はぜひこの「祝いの雫」を聴きながら乾杯してほしいものです。
そして、このタイトル募集企画では次点に入選された方もお二組いらっしゃり、75majunをお送りしました。
■次点タイトル■
はるまきちゃんさん
「泡盛の涙」
お父さんと共に娘の成長を見守ってきた甕の中の泡盛。お父さんの温かい涙と泡盛を重ねて。
森根さん
「甕-KAME- 泡盛のウタ」
泡盛のかっこよさ、強さ、そして優しさ。泡盛のルーツや伝統を甕に込めて。
どちらも素敵なタイトルです!
やくさん、はるまきちゃんさん、森根さん、そしてご応募くださったたくさんの皆さま本当にありがとうございました!
ナゴラブでは泡盛文化の継承もお手伝いしております。
泡盛をさらに美味しい古酒に育て、永年古酒を楽しむための伝統的なブレンド・熟成の方法である「仕次ぎ」の作法を記録した動画を作成いたしました。
沖縄泡盛の文化・歴史に興味がある方ぜひご覧ください!
あわもり古酒道の予告編はこちらからご覧いただけます。
まさか入選者の方がわざわざ娘さんと一緒に名護まで足を運んでくださるとは、この企画を開始したときには思ってもいませんでしたが、この企画を通して、新しい出会いがあったこと、名護を知っていただけたこととても嬉しく想います。
引き続き名護を盛り上げていけるような発信、企画を考えていきたいと想っておりますので、
ナゴラブをご覧の皆さま、今後ともどうぞよろしくお願いします!
【祝いの雫】歌詞
長いこと 床の間の隅に 三合瓶と
大きな甕があった はがれかけた擦れたラベルを
気にすることもなく 月日は流れ過ぎた
晩酌好きでつまらぬ冗談 お母さんはいつもくだらないと
鼻で笑う 彼氏はいるのか?好きな人はいるのか?
もううるさいなぁ しつこいよ
本当の事は聞きたくないくせに
お父さんと飲むカラカラの泡盛 生まれた時から
この日を楽しみに 床の間でじっくりと待っていた
優しい口あたり 微笑む目じり
グラスに流れ落ちる 一滴の雫
昔から言っていた お前が嫁に行く時
この甕をあけるんだ いつもの口ぐせ
その日が来ると 涙を流して 小さな声でおめでとうと
グラスを握りしめ 一気に飲み干した
お父さんと飲むカラカラの泡盛 あの日の温もり
あの日の励まし 床の間でじっくりと待っていた
優しい口あたり 微笑む目じり
グラスに流れ落ちる 一滴の雫
お父さんと飲むカラカラの泡盛
生まれた時から この日を楽しみに
床の間でじっくりと待っていた
優しい口あたり 微笑む目じり
グラスに流れ落ちる 一滴の雫
作詞・作曲:かじくあつし
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